谷川 彰英/著 定価:本体1,800円+税 ISBN978-4-902443-87-5 2026/4/24日刊行 ※書店、Amazon、honto、楽天ブックス等でお買い求めいただけます。
ALSを発症して7年、宣告されて8年の歳月が流れた。その間に「もうダメだ」と何度思ったかしれないという。しかし声と文字を打つ力を失いながら、なんと9冊の著書を刊行するに至った。それは何を意味するのか。「どのような状況にあってもできることをする」、という強い教育者魂と人間力だ。それでもまたもや昨年絶体絶命の危機が襲った。妻を失ったのだ。誰がどう見ても著者の命は尽きるのでは、と恐れた。でも著者はその中で次の本を書いた。これは奇跡、本書は奇跡の物語。
目 次
はじめに……………2
第1章 生きる勇気の波紋「ウォーリーをさがせ!」
一 『ウォーリーをさがせ!』……………16
二 中3に成長した子どもたち……………17
三 「勇気の波紋」…………………19
四 ウォーリーの授業……………24
五 ウォーリー賞……………27
六 「目当て」を持って生きる……………28
第2章 思春期の悩みは、今通り過ぎていく!
一 3年ぶりの初対面! ……………34
二 山梨英和の皆さん、こんにちは。……………35
三 思春期の悩みは、今通り過ぎていく! ……………40
第3章 人間は人間を幸福にできる! きっと
一 私の「生きる!」宣言……………58
(1)恐怖と闘った日々 (2)歩けなくなる恐怖 (3)しゃべれなくなる恐怖
(4)ALSの宣告 (5)「生きる!」の選択 (6)広がった交流 (7)「絶望さえし
なければ 夢はつながる!」 (8)「とにかく生きろ! 死んではダメだ!」
(9)人間は人間を幸福にできる! きっと
二 「強き『力』に生くるかな」……………73
三 生涯を懸けた教育への問い……………75
四 信州の学問と教育の風土……………78
五 地名から歴史を探る……………80
六 「世の先駆けの名に恥じず」 ……………83
(1) 私の教育改革 (2)ALS罹患までの人生 (3) 「強い意志」と「高く深い志」
七 利他の精神への覚醒 ……………90
(1) 3・11チャリティコンサート (2) トロンボーンの思い出 (3)「音楽のチカラ」
(4)打ちのめされたプライド (5) 「利他の精神に溢れたコンサート」
(6)苦しみの連帯
八 裃を脱いで―幸福空間を届ける……………98
第4章 高校生はこう受け止めた!
一 石田三成の敗北感……………102
二 高校生はこう受け止めた……………104
三 反響……………117
四 「如是我聞」……………120
五 ならば嬉しい! ……………123
第5章 妻・憲子の死
「お腹すいてない? もう寝るね」
一 4月3日朝、憲子旅立つ……………128
二 「お腹すいてない? もう寝るね」……………129
三 衝撃……………136
四 教え子からのエール……………145
第6章 妻・憲子の死 ーそれでも生きる!
一 「創造的価値」「態度価値」「受容的価値」……………160
二 命の交流のネットワーク……………167
三 エンジン01の素敵な仲間たち……………173
第7章 ドクターからのファンレター
人生の〝聖火ランナー〟
一 思いがけないプレゼント……………184
二 ファンレターの全文………………188
三 「人生の〝聖火ランナー〟」……………195
第8章 加賀遠征
ー「史上最大の作戦」(The Longest Day)
一 43時間の「The Longest Day」……………202
二 「ようやくあえた」―涙の初対面! ……………204
三 苦しみの中で―再会の歓び……………209
四 地名講座「聞くと元気が出る、加賀・能登の地名のはなし」 ……………216
五 講座「難病 でも私は諦めない―生きる勇気の波紋」……………220
六 難病講座の反響……………224
七 滋賀県草津リポート……………230
八 Q&Aー利他の心が人生を変えた! ……………232
第9章 広がれ! 生きる勇気の波紋
一 草津に広がる! ……………238
二 人生初めてのファンレター……………246
三 家族に乾杯! ……………251
四 東京からも! ……………254
第10章 ヘルパー・ネーミング大作戦
一 楢山節考―「もうこのへんでよか」 ……………268
二 「生活者」として生きる! ……………271
三 ヘルパーの皆さん、ありがとう! ……………272
四 「ふるさとは遠きにありて思ふもの」 ……………282
おわりに……………286
著者プロフィール
谷川 彰英 (たにかわ あきひで)
1945年長野県松本市生まれ。ノンフィクション作家。博士(教育学)。筑波大学名誉教授(元副学長)。教育学者として多くの著作を執筆すると共に、柳田国男の学問と教育論を継承する地名作家として地名本を多数出版。最新作に『全国水害地名をゆく』(インターナショナル新書、2023年)がある。2018年2月に体調を崩し、翌19年5月にALS(筋萎縮性側索硬化症)の宣告を受ける。口の筋肉と眼球しか動かない上に発声できないという絶望の危機の中で、
「本を書くことならできる」と決意して執筆を継続。本書がALS宣告後の著作として10冊目になる。ALS闘病記として『ALSを生きるーいつでも夢を追いかけていた』(東京書籍、2020年)、『夢はつながる できることは必ずある!ーALSに勝つ!』(東京書籍、2022年)、『ALS 苦しみの壁を超えてー利他の心で生かされ生かす』(明石書店、2024年)に続く4冊目。